10番 湯釜薬師 (旧道後村めぐり:13番)


湯釜薬師は道後村めぐり:近郊コーストのポイントです。旧道後村めぐりは13番

湯釜薬師

道後公園にある石造りの湯釜。直径が166.7cm、高さが157.6cmという円筒形で、かつては湯口として使われていました。天平勝宝年間(749〜757)に作られ、正応元年(1288)、一遍上人の書で「南無阿弥陀仏」と彫られてあります。また、周りの文字は亨禄4年(1531)に河野通直が天徳寺徳応禅師の温泉記を彫らせたものといいます。この湯釜は現在の下から湯が出るものと違い、てっぺんの球の部分から湯が吹き出るようになっています。これは当時は湯が自然に吹き出ていたためだそうです。
湯釜薬師は明治27年に伊佐庭如矢と坂本又八郎が本館を作るまで、養生湯で使われていましたが、新築なったのを期に引退。昭和25年に今の場所に移り、屋根をつけ、湯釜薬師として祀った、という訳です。

湯釜薬師


この湯釜は全国で最古のもの。県指定の有形文化財となっています。

戦国時代。伊予の国も豪族どうしの戦乱に明け暮れていましたが、河野氏に逆らう豪族が湯築城付近で合戦をし、武士たちが湧き出る湯で血のついた刀を洗いました。すると、湧き出していた温泉が止まったのですが、湯神社で祈願してもらうと、元のように噴き出しました。河野通直が感謝の気持ちで新たな湯釜を作ったのが亨禄4年だといいます。

湯釜薬師へは、道後公園北入り口を入って真っ直ぐに登っていったところ。




  湯釜薬師のスタンプと句碑

湯釜薬師のスタンプと句碑



寝ころんで 蝶泊まらせる 外湯かな   小林一茶
 



一茶はその師・竹阿の旅日記『其日ぐさ』の跡をたどり、寛政7(1795)年讃岐から松山に入り、師の友人栗田樗堂の二畳庵を訪ねた。その旅日記『寛政七年紀行』によれば、2月1日に、「道後温泉の辺りにて」と前書きして、この句がある。句碑は、昭和25(1950)年建立、酒井黙禅の筆。(句碑めぐり より)


*スタンプと句碑は湯釜薬師の前に。句碑はソテツの近くにあります。




  湯釜薬師の地図


★愛媛県松山市道後公園


湯釜薬師

  
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